ユスラウメ(バラ科) |
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ユスラウメは中国から古い時代に渡来したバラ科の植物で、名前の由来は、揺すって実を落としたとか、朝鮮語の音がなまったからとか言われています。 ユスラウメは、露地に植えて放置しておいても多くの実をつけますが、その味は今一つ。ややグミに似た味がします。品種改良する価値もなかったと言う事でしょうか? それとも、自家受粉するが故に、ユスラウメに多様な品種が生まれず、品種改良を阻んできたのでしょうか? 同じバラ科のル・レクチェや幸水等のナシは、自家受粉しません。 その性質を自家不和合性というそうですが、そのお陰か品種改良がすすみ、和梨・西洋なしを問わず様々な品種が生み出されています。 |
下の花の写真は、平成21年4月14日阿賀野市で撮影しました。 |
ユスラウメの花びらは梨(ナシ)と同じ5枚でやや縮れています。 雌しべは1本、雄しべは多数あります。 |
下の花の写真は平成18年4月19日に阿賀野市で撮影しました。 |
下の花の写真は4平成18年6月14日に撮影しました。 |
サクランボほどの大きさの実は、この後一週間程度でその色が深紅に変化します。 ユスラウメの実にはわずかですが柔毛が生えていて、深紅の実は大しておいしくはありません。 その味は、酸味と甘みがともに少ない上に渋みもあり、唐茱萸(トウグミ)に似た味がします。 |
Web Guide 阿賀野 ユスラウメ |