阿賀野市の紫蘇(シソ)の実 | |||
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阿賀野市も実りの秋を迎え稲刈りが始まる頃、赤紫蘇(シソ)も小さな実を付け始めます。右下の写真の一番下に、左右二枚の小さな葉の付け根にケシ粒ほどの実が見えます。この後、花と同じくらいの大きさまで太ったら収穫時です。 シソは中国原産のシソ科の一年草で背丈は大きいもので150cmにも達します。合弁花類シソ科の植物は約160属3000種あって広く全世界に分布しており、通常、香気がある(保育社、原色日本植物図鑑)そうです。 ちなみに、薄荷(ハッカ)やバジル、ラベンダーもシソ科に属しており、写真ではわかりにくいのですが、茎の断面が丸くなく方角(四角い)なのがシソ科の特徴です。 新潟県南蒲原郡下田村(現、三条市)出身の諸橋轍次の大著「大漢和辞典」には、「蘇」の説明に「のらえ」、「いぬえ」の古名が載っていました。今でもこの呼び方が残っている地方があったら楽しいですね | |||
(平成18年9月15日撮影) | |||
シソは、春の発芽も秋の開花も赤じその方が半月ほど早いようです。下の写真は、平成19年10月12日に撮影した青じそで、まだ白い花がポツリポツリと咲いていました。 青じその葉っぱは、スーパー等で”大葉”として売っており、天ぷらや漬け物刺身のつまとしてその香りを楽しみますが、赤じその葉っぱは、梅干しその他の漬け物やふりかけの着色料や香り付けに用いることが多いようです。 | |||
青じその花 青じその実 左が赤じその実、右が青じその実 左が赤じその実、右が青じその実 中に4個の種が入っています |
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