新潟県阿賀野市のハッチョウトンボ(八丁蜻蛉) |
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ハッチョウトンボは、「動物界」-「節足動物門」-「昆虫綱」-「蜻蛉目」-「不均翅亜目(トンボ亜目)」-「トンボ科」に属するトンボで、赤とんぼのアキアカネやシオカラトンボも同じ科に属します。 日本産のトンボ類としては最も小さい部類で15mm程度しかありません。 現存するトンボの「均翅亜目(イトトンボ亜目)」「不均翅亜目(トンボ亜目)」「均翅不均翅亜目(ムカシトンボ亜目)」は、中生代のジュラ紀に既に確立していたことから、系統的には他群の昆虫類と直接的な関係は無いといわれています。 ハッチョウトンボの名前の由来は、名古屋市の八丁畷(ハッチョウナワテ=瑞穂区の熱田神宮南東)に多産していたことに由来するそうです。 北海道を除く日本全土やインドシナ半島ボルネオ等南方に生息しているそうですが、北海道には、本当にいないのでしょうか?大沼(亀田郡七飯町=函館の北方)あたりにも温暖化の影響で生息していそうな気がしますが... 湿地帯に生息し、成熟したオスは美しい深紅となります。 ここ新潟県阿賀野市では、五頭連峰や笹神丘陵の山裾のわずか100m2にも満たないような小さな湿地でもハッチョウトンボを見かけることがあります。 |
以下の写真は、平成18年4月14日〜25日に阿賀野市のジュンサイ池で撮影 |
阿賀野市笹神(ささかみ)地区村岡のじゅんさい池 ・ じゅんさい池近くの湿地にはサギソウやモウセンゴケ等も自生しています。 時には、モウセンゴケに捕食されそうになっているハッチョウトンボを見かける事もあります。 |
下の写真は平成18年6月14日〜25日にかけて、阿賀野市のジュンサイ池で撮影 |
以下の写真は、ハッチョウトンボのオス。体長15mmくらい。 ・ ハッチョウトンボは、とにかく小さいので慣れていないと見つけにくいトンボです。 足下の草むらにアブかな?と思うとまだ紅くないハッチョウトンボだったりします。 ・ ハッチョウトンボの飛び方は他のトンボとは異なっていて、 少し飛んではすぐに草にとまります。 ・ マクロレンズを持って静かに近寄れば撮影可能です。 ・ 以下の2枚の写真は、未成熟なオス? |
下の写真はハッチョウトンボのメス。4平成18年6月14日〜25日に撮影 |
Web Guide 阿賀野 ハッチョウトンボ |