60歳を還暦と呼びますが、その理由は? |
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60歳を還暦と呼びますが、何故、”60歳”なのでしょうか? 干支(えと)は、その歴史や起源や意味などはともかくとして、 「十干(じゅっかん)」と「十二支(じゅうにし)」の掛け合わせから成り立っているので、 何となく、10×12=120歳を還暦としたいところです。 ところが、 中国戦国時代(紀元前403年の晋が分裂後、紀元前221年に秦が統一する間)の陰陽五行説では、 十干(じゅっかん) 「甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸」 (こう おつ へい てい ぼ き こう しん じん き) の内 「甲と乙」を「木」、「丙と丁」を「火」、「戊と己」を「土」、 「庚と辛」を「金」、「壬と癸」を「水」に分類し、 さらにそれぞれを 「陽<兄(え)>」と「陰<弟(と)>」に分類します。 そこで、 甲 ==>「木(き)の陽(え)」で 「きのえ」 乙 ==>「木(き)の陰(と)」で 「きのと」 丙 ==>「火(ひ)の陽(え)」で 「ひのえ」 丁 ==>「火(ひ)の陰(と)」で 「ひのと」 戊 ==>「土(つち)の陽(え)」で「つちのえ」 己 ==>「土(つち)の陰(と)」で「つちのと」 庚 ==>「金(か)の陽(え)」で 「かのえ」 辛 ==>「金(か)の陰(と)」で 「かのと」 壬 ==>「水(みず)の陽(え)」で「みずのえ」 癸 ==>「水(みず)の陰(と)」で「みずのと」 と読みます。 そして、十干(じゅっかん)と十二支(じゅうにし)の、 「子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥」をそれぞれを 偶数番同士もしくは奇数番同士を順番に掛け合わせてると、 合計60通りの組み合わせができます。 従って、丙午(ひのえうま)のように、干支(えと)は60年に一度だけ巡ってきます。 また、生まれ年と同じ干支が、60年後に再びまわって来ることを還暦といいます。 (元号の一覧表より、最近では昭和41年生まれの方々が丙午です) |
WebGuide阿賀野 干支(えと)の仕組みと還暦について |