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ナギナタコウジュとタイリンヤマハッカ(シソ科)
 ラニーニャの影響か、酷暑に見舞われた新潟県も最近では平年並みの気温に戻り、山野では紅葉もちらほら見受けられるようになりました。

 下の写真は、新潟県岩船郡関川村の大石ダムの周回道路で平成19年10月13日に撮影したナギナタコウジュです。ナギナタコウジュは、「薙刀香じゅ(”じゅ”は草冠の需もしくは草冠の柔、諸橋轍次著「大漢和辞典より」)」と書き、シソ科の植物です。
 青じそやハッカ・ラベンダーの様にハーブの仲間です。保育社の植物図鑑では香気があると書いていますが、実際には嫌な臭いがしました。漢方薬としても用いられています。


          (平成19年10月13日撮影)
この写真も、新潟県岩船郡関川村の大石ダムの周回道路で
撮影したシソ科の植物の写真です。

保育社の「原色日本植物図鑑」で調べると、アキチョウジ(秋丁字)ではないかと考えられましたが、同書には”岐阜県以西に分布”とあります。

では、と、カメバヒキオコシ(亀葉引き起こし)の変種のタイリンヤマハッカ
という植物の記載も見つけました。
手持ちの図鑑にはタイリンヤマハッカ(大輪山薄荷)の写真がなかったので、
Webを検索してみると、ありました。

どうやらこの花は、タイリンヤマハッカ(大輪山薄荷)のようです。
新潟県や山形県、長野県に分布するカメバヒキオコシの変種だそうです。

葉っぱを千切ってみるとハッカのような芳香はなく、嫌な臭いがしましが、
新潟県の岩船地方では薬草として天ぷらの具に用いたりすると
記述しているブログ(weblog)もありました。


(平成19年10月13日撮影)
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