新潟県阿賀野市の春の花

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阿賀野市の春の花
 セリバオウレン(キンポウゲ科):山地や庭の片隅に生育し、草丈は10cm程
 ショウジョウバカマ(ユリ科):山地や庭の片隅に生育し、草丈は20cm程
 フキ(キク科):地下茎で葉と花(薹)がつながっていて、薹が立つとる20cm程になる
 ミズバショウ(サトイモ科):里芋ほど多くはならないが、草丈は7〜80cm位に育つ
(芹葉黄蓮)セリバオウレン セリバオウレン
(2013/3/22撮影)
 芹の葉の様に葉に切れ込みがある
ショウジョウバカマ(猩々袴) ショウジョウバカマ
(2013/4/3撮影)
 この花が咲く頃、水芭蕉も見頃となる
     ショウジョウバカマ(猩々袴) ショウジョウバカマ(2010/4/4撮影)
 広辞苑によれば、”猩々”とはオランウータン、中国の霊獣、能の霊獣(袴を着ている)だったりします。
 猩々蠅といういうハエもいるのに、もっと良い名前がなかったのでしょうか?
 ちなみに、「沖縄の観光と自然のブログ」の管理人さんの情報では、沖縄では白い花の猩々袴が自生しているそうです。
フキ(蕗) 蕗の薹
(2013/4/3撮影)
 フキは、薹も葉や茎も一般に食するが、アルカロイド系の毒物を含むため灰汁抜きを
行った方がよいと言われている。
ワザビ(山葵) ワサビ
(2010/4/4撮影)
 静岡県などで栽培しているワサビは栽培品種で、写真のワサビは里山に自生している野生種です。栽培方法は至極簡単で、日陰に植えておけば、アブラナ科の野生種だけあって菜の花でドンドン増殖します。
  ただ、栽培品種ではないので根(地下茎)が貧弱で食べられません。レシピは、葉・茎・花を天ぷらにする。もしくは、葉や花・茎を軽く湯がいて冷蔵庫に保管しておけば辛い風味が出てきます。但しそれなりのコツが必要です。
ミズバショウ(水芭蕉) ミズバショウ
(2010/4/4笹神丘陵で撮影)

水芭蕉の近くには、林があればショウジョウバカマが生育することも多い。
     ミズバショウ(水芭蕉) ミズバショウ
(2006/4/7撮影)
 新潟県阿賀野市の北東には標高900mほどの五頭連峰があります。この五頭連峰に平行して村杉低地帯を挟んだところに笹神丘陵があります。笹神丘陵は標高は100m程度で、30〜40万年前に隆起したものといわれていますが、この笹神丘陵には何カ所か農業用溜め池があり、溜め池の上流部が湿地帯となっています。
ミズバショウ(水芭蕉) ミズバショウ
(2006/4/7撮影)
 このような湿地帯に水芭蕉が群生していることがあり、毎年、ソメイヨシノが開花する頃水芭蕉も見頃になります。 水芭蕉はサトイモ科の多年草で、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる花のような”葉”があり、単子葉類に分類されながら葉脈を持つこと等がサトイモ科の特徴です。このような場所ではサギソウ(ラン科)が自生する事もありますが、今の季節は素人の私には見つけ出すことができませんでした。
桜ソメイヨシノ ソメイヨシノ(2013/4/15撮影)
 新潟県阿賀野市では、4月中旬に満開になることがおおいようです。
 ソメイヨシノは江戸彼岸桜と大島桜の交配種と言われています。江戸時代に、現在の東京都豊島区巣鴨近くにあった染井村の植木職人が育成したとのことですが、自然交雑種なのか、それとも人工交配種なのか不明だそうです。
モクレン ハクモクレン(2013/4/15撮影)
 ハクモクレンの開花は、阿賀野市ではソメイヨシノの満開の時期と重なります。
 モクレン(木蓮)の"蓮(ハス)の字"は、花の形が蓮の花に似ていることに由来しているようです。
紅梅 紅梅(2010/4/4撮影)
 梅は野梅系、紅梅系、豊後系の3系統に分類されるそうです
ムシカリ ガマズミ属、スイカズラ科、
ムシカリ
(2006/4/26撮影)
 ムシカリは、"虫食われ"がなまったとの事?
 笹神丘陵では、あちこちで見つけることができます

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